雑記

【簡単】エアコンの掃除、クリーニング【おすすめ】

記事のターゲット

  • エアコンを最大コスパで維持したい方
  • 格安、お手軽にエアコンを掃除したい方

猛暑が続いて、エアコンがフル稼働の中、気になるエアコンの汚れや匂い

特に匂いについては、そのうちに消えるだろうと思っていたものの、なかなか取れないということはないだろうか。

じゃエアコンを掃除しようとなるわけだが、かかる料金のことを考えると自分でやるか、業者に頼むかは悩みどころだが、実のところ、「買い替え」が最大コスパであることが多い。

エアコン買い替えが最大コスパ?、それならクリーニング業者は必要ないのでは?、という疑問があると思うが、その辺も含めて順をおって説明していこう。

目次

エアコンの仕組みと汚れる原因

エアコンは、冷やした空気を循環させることで取り込んだ室内の空気の温度を下げ、空気が冷やされることで湿気が水滴となり除湿される仕組みで動作している。

このとき、空気と一緒に埃も吸い込み、同時に発生した水滴がエアコン内でカビを発生させる、というようにエアコンが汚れる原因も同時に生み出されているのだ。(実際には、単純に循環しているだけではないが、本題ではないので割愛)

エアコンの吹き出し口を覗いてみて、風向きルーバーや中に見える送風ファンに黒いシミや固まりが見えれば、それはカビや埃の体積物であり、匂いの原因である。

エアコンの掃除方法

買い替え【想定費用100,000円/回】

エアコンを買い替えるということは、汚れは完全にリセットされるのはもちろんのこと、他に次のようなことが効果がある。

  • 室内機が新しくなる
  • 室外機が新しくなる
  • 冷媒ガスがフル充填される
  • 保証期間が延びる
  • 修理期間が延びる
  • 最新の技術、燃費(電気代)が改善が期待できる

エアコンの購入代金は大きいが、これ以降のクリーニング、掃除の類は、基本的には室内機だけが対象であることを考えると、費用対効果も大きい

メリット

頻繁の掃除の必要がなく、常に新品同様

デメリット

一度の費用が高額

 

クリーニング(製造メーカー)【想定費用50,000円/回】

使用しているエアコンの製造メーカーが提供しているクリーニングサービスである。

メーカーによってサービス内容は異なるが、エアコンの代表格の一つであるダイキンの場合、エアコンを分解して、薬剤による徹底したクリーニングで汚れを除去してくれる。

なお、メーカーによっては、独自のクリーニングサービスではなく、清掃業者に委託しており、その場合は、清掃業者並みの費用に抑えられる代わりにサービスの質も下がる。

メリット

メーカー保証が継続する

デメリット

費用が高額

クリーニング(清掃業者)【想定費用20,000円/回】

清掃業者が提供しているクリーニングであり、一般的には、エアコン周辺を養生して、エアコン内部に液剤を塗布して、高圧洗浄機で洗い流すというものである。

分解掃除ではないため、熱交換器の裏側などには汚れが残り、製造メーカーが提供するサービスほどの徹底されたクリーニングは望めない。

また、エアコンの取説を見ると内部の取り扱いについてはメーカーに相談することが明記されており、メーカー以外の手が入ることによって、以降のメーカー保証、修理などに何かしらの制限が発生する可能性がある。

メリット

手間のかかる養生などの作業をお任せできる

デメリット

クリーニング以降のメーカー保証が受けられるかが不透明

エアコンクリーナー【想定費用5,000円(1本2,500円を2本)/回】

注意

感電の恐れがあるため、掃除する前にエアコンの電源プラグはコンセントから抜いておきましょう。

バケツに溜まった汚水の絵面でお馴染みのスプレータイプのクリーナーを使って、泡状のクリーナーをエアコン内部に塗布して、汚れを浮かせて、その後、水で洗い流す方法である。

清掃業者によるクリーニングのセルフ版だが、次の点については、注意というか、覚悟が必要である。

  • 塗布したクリーナーは、数リットル以上の水で洗い流す必要がある
  • 大量に発生する汚水を受け止める養生の手間が必要であり、失敗すると水浸しになる
  • 高圧洗浄機などを使用せず、水で流し落とすだけだと、熱交換器の奥に汚れを押し込めることになる
  • メーカー保証、修理が受けられなくなる可能性がある

メリット

清掃業者クリーニングをセルフでできる

デメリット

養生の準備、クリーナーの洗い流しがかなり手間

自分で掃除【想定費用3,000円/回】

注意

感電の恐れがあるため、掃除する前にエアコンの電源プラグはコンセントから抜いておきましょう。

割り切って目に見える手が届く範囲に限定して、自分で掃除する方法である。

専用の掃除道具もあるが、綿棒や棒状のものに布を巻きつけたものを用意してもよい。

掃除の要領

  1. 風向きルーバーを取り外す。通常は、右か左に押し曲げるように引くと取り外せるはずです。
  2. 送風ファンに体積している固まりをこそぎ落とす。左右ではなく、奥から手前に引っ掻くのがコツだ。
  3. 吹き出し口の奥の方から布を押し込んでふき取る。
  4. 風向きルーバーをふき取り、元に戻す。

熱交換器などは手付かずだが、これだけでも空気の通り道にあるカビなどを取り除けるため、匂いは格段に除去できる

メリット

お手軽に匂いの元を除去できる

デメリット

エアコン内部は手付かず

比較

10年間、エアコンの掃除を定期的に実施した場合に必要となる費用などを比較してみた。

満足度は個人的な感覚になるので目安程度、費用対効果は満足度に対して合計費用の割合を指数化したもので参考に程度、ということで。

エアコンの掃除費用

掃除道具による簡単な掃除でも結構な効果はあるので、費用対効果はダントツだ。

ただ、定期的な掃除でエアコンを永久的に使い続けられるわけではないので、長期的なエアコンの維持には、定期的なエアコンの交換が必要になる。

満足度 費用 周期 合計費用 月額
換算
費用対
効果
買い替え 100,000円 5年 200,000円 1,667円 9.0
クリーニング
(製造メーカー)
50,000円 3年 166,667円 1,389円 8.3
クリーニング
(清掃業者)
20,000円 2年 100,000円 833円 13.0
エアコンクリーナー 5,000円 1年 50,000円 417円 23.0
掃除道具 3,000円 1年 15,000円 125円 256.0

エアコンの掃除費用+交換費用

10年ごとにエアコンを交換すると次のように買い替えが最大コスパとなる。

手段 満足度 費用 周期 合計費用 月額
換算
費用対
効果
買い替え 100,000円 5年 200,000円 1,667円 9.0
クリーニング
(製造メーカー)
50,000円 3年 266,667円 2,222円 3.2
クリーニング
(清掃業者)
20,000円 2年 200,000円 1,667円 3.2
エアコンクリーナー 5,000円 1年 150,000円 1,250円 2.6
掃除道具 3,000円 1年 115,000円 958円 4.4

まとめ

エアコンを掃除するくらいなら買い替えた方がコスパは大きい、という若干、無理やりな結論であるが、当然、エアコンが高機能だったり、業務のような天井埋め込みで工事代が余計に必要になるケースでは結論は変わるだろう。

ただ、一般的な掃除やクリーニングでは室内機以外は手付かずになるので、冷却ガスの補充などのメンテナンスを追加でお願いすると出張費用などで数万円の費用が必要になることを考えるとエアコンの買い替えと天秤にかけることになるだろう。

特に普及帯のエアコンを使用しているのであれば、定期的な掃除よりも買い替えをお勧めする。

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